国道沿いのファミレス

ユキ。元気だったか?

父親
2014.09.14(日)畑野智美
このエントリーをはてなブックマークに追加

月1回、家族でファミレスで外食するのがなによりの贅沢だった。ピザ&コークを初めて食べ、メキシカンピラフで南米を感じたのもファミレスだった。なので、バイトも自然とファミレスで、、、そんな今はおじさん、おばさんになった世代が読むと、まあいいかもですね。

ちょっとした濡れ衣から、左遷されるように本社から異動を言い渡されたファミリーレストランチェーンの正社員、佐藤善幸。その異動先は、自分が幼いころから通っていた故郷の店舗だった。
そこで出会うバイトの面々や対立する正社員たちとの人間関係に苦労しつつ、久々にあったのについ昨日まであっていたような親友との日々に安心感を感じながらも淡々と過ごす日々だったが、ついに会ってしまった。一番会いたくなかった家族に、、、そして父親に。
さまざまなトラブルにあいつつも、それを乗り越えながら、少しずつ成長していく青年の光と、すこしの影を描く青春小説。

今の若者を書いているわりには、なぜかなつかしい感じがするのは、SNSとかがほとんど出てこないからですかね、主人公が使ってるのもガラケーだし。そこにおじさんたちが食いついちゃう感じがあります。なので、解説の北上次郎さんもメロメロにになってますから。
ただ、主人公は最初は結構ダメ男で、別れ際に彼女にケータイを折られて、その折られたケータイを機種変更するお店で出会った娘に逆ナンされて、そのまますぐセックスしてしまったり、うーん、と思いつつ読んでくとだんだんと共感できるようになるんですが、とにかくすぐセックスしちゃうみたいな描写がやたらとあるのは、きっとデビュー作の荒削りな部分なんだろうかね。

ほっこりするかと思って読んだわりには、それなりにざわざわしたりして、それなりに心ゆさぶられつつも、やっぱりほっこりできたので、まあよかったです。

われらが背きし者 (ジョン・ル・カレ著)

わたしたちは学者じゃない。行動するんです。

ルーク
オーディンの鴉 (福田和代著)

まるで晒し首だな

湯浅雅彦

コメントをどうぞ