初恋ソムリエ
ハルチカシリーズ - 2

筋金入りのアンチ吹奏楽部だ。下手に口をきくと火傷するぞ。

片桐部長
2015.01.31(土)初野晴
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普門館を目指す吹奏楽部が、部員が足りないので、学校内の有望な人に目を付けて勧誘するもなぜか複雑な問題がおきて、そしてその謎をときながら、問題を解決して部員を増やしていく、文科系ジャンプ漫画みたいなストーリーにはまり、このシリーズが好きになってしまいました。シリーズ第2弾は、謎の切れ味もあがってます。

春休み、音楽室は午前中は吹奏楽部、午後は合唱部の練習に割り当てられていた。必然的に、吹奏楽部の一番にくる生徒は音楽室の鍵を開ける役割なのだが、ここ数日は職員室にいっても鍵がなく、誰かが来ているのかと思って音楽室に行くとやはり鍵はかかったまま、そしてまた職員室にいくと鍵があるという日々が続いていた。
その常に一番にくる練習熱心な生徒、穂村チカは幼馴染で同じ人を好きという境遇にある上条ハルタ(ええ、男子ですから・・・)に相談していると、ハルタから以外なことを告げられる。ここ数日「実は機能から、ぼくたちのアンサンブルにある楽器が加わるようになった」という。
ホルンのハルタ、アルトサックスのアレン、オーボエの成島は個人練習の時に合図を出し合ってアンサンブルの即興を始めることがあるのだが、そこに突如別の楽器が加わってきたのだった。それは、吹奏楽部員にはいないクラリネットだった。
いったい誰が吹いているのか?そしてそれは音楽室のカギの謎とつながっているに違いない。なにより、あんなにうまいのだったら是非吹奏楽部に!とはりきるチカだったが。。。

実はこの生徒は、地元の名士の娘で「プロ志望」であり、だからこそでたこのセリフが、吹奏楽経験者からすると、ああなるほどとなりますね。日本ではプロの吹奏楽バンドってすくないので、やっぱりオーケストラのほうにいってしまい、吹奏楽を敬遠しちゃう人が多いのかな?と思いますね。でも、シエナとかすばらしいバンドもあるので、最近はそんなこともないのかもしれないけど。

本作は4つの短編で構成されていますが、どれも興味深い謎が出てくるので引き込まれます。一つ目の物語ででてきたクラリネット奏者が4つ目の物語でもでてくるのですが、その謎がやはり一番複雑で難しい謎です(その物語がタイトルにもなっている「初恋ソムリエ」です)。そして、それを解決することで、このクラリネット奏者も仲間になったのかどうか?いったい初恋ソムリエとはなんだ?と気になる方は、是非読んでお確かめください。

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