ロビンソンの家

世界は解読されている。せめてそのことは認めようじゃないの。でも出口はどこにもない。

李花
2012.11.29(木)打海文三
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あいかわらずのエロティシズム。そして、衝撃的な最後。打海文三の描く物語は、いつ読むかとか、それが少し前に刊行されたものだろうと、時代に関係なくおもしろく、ドキドキさせるものがあるのは、きっと文学だからなんだろうと思う。

母親を自殺で亡くしたリョウ。自殺とは言え、死体が発見されずどこかで母親の死に疑問を持ちつつも平凡な日々を過ごしていた。
17歳の誕生日、リョウは、家族と親族6人で済むはずだったRの家で暮らすことに。そこで出会った、起きている時は常に酒を飲んでいる伯父の雅彦と、いとこで風俗嬢の李花との3人は、ばかばかしい話をし、お互いをきづかいながら共同生活を送っていった。

伯父の雅彦が、私小説の形で順子の自殺の真相について書き残しているのですが、その物語のスリリングさがなんとも言えません。主人公を色でたとえているのは、「レザボアドッグス」のパクリじゃないかというくだりに笑ってしまいました。

果たして、この私小説はどこまで真実なのか。その答えをリョウが知った時、はたしてリョウのとった行動は。

そして、李花が言うこのセリフは、今の世の中のすべてを表しているのでは?と思えるほど衝撃的なセリフだったな。

太陽は動かない (吉田修一著)

スパイはスパイでも産業スパイとなるとスケールダウンも仕方ないか・・・

蘆屋家の崩壊 (津原泰水著)

猿渡さん灯台もと暗しでした。大宮にやたらと旨い豆腐を出す店があったんです。

伯爵

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