ヤンのいた島

ボクは人間ではない"ヤン"なんだ

ヤン
2017.04.22(土)沢村凛
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最近、個人的には一番注目している作家、沢村凛さんの98年の作品ですが、今まで読んでいた作品にくらべるとわかりにくくて、ちょっととっつきにくいですが、やっぱり独特の面白さがあって、また好きになりました。

幼いころから夢見ていた鼻行類(という鼻で歩くとされる動物)「ダンボハナアルキ」を探しにやってきた島で反政府ゲリラと出会ってしまった主人公の瞳子。内戦に巻き込まれることで自分の知らなかった世界を知ってしまい、戸惑いつつも自分の出来ることを探していく姿が印象的です。その中でその頭目である「ヤン」という人物となぜか同じ夢を見ていることに気づいて。。。

この「ヤン」という存在の不思議さが自分の想像を超えていて頭の中でうまく映像化できませんでした。こういう作品ほど、自分の興味をそそります。その不思議さはこのセリフにも表れてますが、人間ではないとはどういう意味なのか?それは是非この作品を読んでみてほしいですが、読んでもよくわからないかもしれないですね。。。

それにしてもどの本屋にいっても沢村凛さんの作品を見ることがないのが不思議でならない。この間近所のブックオフに久々に行き、やっと1冊見つけたときにちょっと感動しました。それはファンタジー以外の物語っぽいのですが、めちゃめちゃ楽しみだな。

盗まれた顔 (羽田圭介著)

「何人からメッセージを送られてきた中で、どうして俺に会おうと思ったんだ」「あなたには、顔がなかった」「ああいうところで顔を晒す男はダメでしょう」

白戸と千春の会話
この空のまもり (芝村裕吏著)

おまたせしました。そしてもう、待たせません。二度と。

田中翼

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