ゼンカン 警視庁捜査一課・第一特殊班 

二度目の滑り止めはねえぜ

2017.03.20(月)安東能明
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WOWOWで見たドラマ「撃てない警官」がよかったので、そのシリーズをとも思ったのですが違うシリーズを読んでみました。
撃てない警官では、警察内部の出世争いなどのドロドロがメインでその中でボロボロになりながらも立ち上がって戦う男の姿が描かれていてそれはそれでよかったのですが、本作では殺人事件ではない事件、誘拐、立てこもり、ストーカーなどの特殊事案の捜査が描かれています。
殺人事件よりも身近に起きる可能性が高いような気もする事件の数々がフィクションとも思えない恐怖感を味合わせてくれるのと、それを小さな事実から解決に導く刑事の手腕が丹念に描かれており、納得感はあります。わかりやすくいうと相棒みたいな感じがありますが、キャラはちょっと地味目かもしれないですね。それがこの作者の味かもしれませんが、より実際に近い感じはしました。今後もちょいちょい読んでいきたいですかね。

本作で唯一キャラがそれなりにたっている主人公辰巳英司が、上司のミスをカバーしてなんとか事件を解決した時、上司に嫌味を言われて返したこのセリフはちょっと読んでて気持ちがよかったところですかね。それまではキシキシした人間関係でのやり取りばっかりなので。

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